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瀬川昌治監督に捧ぐ

 昨日、道を歩いていたら、前からやってくる自転車が、一直線にわたしに向かってくるじゃありませんか。そんなにスピードは出ていなかったんですが、えっ、なんで、どうしてわたしに向かってくるのと思っていたら、ぶつかる直前に相手が気が付いて、急ブレーキをかけてくれたおかげで、正面衝突は避けられました。「すいません。ポケモンGOしてて、気付きませんでした…」。
 謝るのはいいんですけど、とにかく気を付けて下さいね。誰かを怪我させてからじゃ遅いんですから。
 というわけで、九死に一生を得た、丁稚の定吉です。
 みなさんもどうか、ポケモンGO、適切に楽しんで下さいね。特にわたしの前での使用はお控え下さいませ(笑)。

 さて、先月の6月20日、瀬川昌治監督が老衰のために亡くなられました。90歳だったそうです。

 瀬川監督と言えば、渥美清さん主演の「列車シリーズ」や、フランキー堺さん主演の「旅行シリーズ」などでお馴染みの、喜劇の名手と言われた、東映や松竹のスター監督だった方ですね。
 そんな瀬川監督なんですが、意外にも、ロマンポルノを一本監督なってます。
 瀬川監督がポルノ? えっ! まさにそんな感じだと思います。
 その作品がこちら。

トルコ行進曲 夢の城

 1984年公開。今のソープランドが、まだトルコ風呂と呼ばれていた頃の作品です。
 風俗ライターで「トルコロジスト」の肩書きで活躍した広岡敬一さんが、80年に発表した『ちろりん村顛末記』を映画化したもので、広岡さんの作品は風俗業界の紹介にとどまらず、裏方も含めてそこで働く人々の逞しさ、悲しさを丹念に取材して書かれた、まさに一級のノンフィクションで、本作も当時の滋賀県大津市雄琴のトルコ街とトルコ嬢たちの生きざまがリアルに描かれて、大いに話題なった本でした。つまり、スケベ興味だけで、トルコ風呂業界を書いたんじゃないということなんですね。そこにいる人間が描かれているんです。なんとなく瀬川監督がこれを映画化しようと思われたのも分る気がします。
 この作品の主役を務めた奈美悦子さんは、金井克子、原田糸子、由美かおるに次ぐ西野バレエ団出身の4番目のスターで、公開当時は「熟女のニューアイドル」と呼ばれたとのこと。本作がポルノ映画の初出演作で、なんせ知名度がある方ですから、奈美悦子が脱いだと大いに話題になり、実際お客様の入りはよかったようです。スマッシュヒットというやつですね。
 残念ながら、日活自身がこの頃から、ロマンポルノの客入り不振が始まりだし、瀬川監督のロマンポルノ二作目は実現しませんでした。おそらくですが、きっとギャラの関係で瀬川監督に頼めないということもあったんじゃないかと思います。

 この『トルコ行進曲 夢の城』は、今でもDVDなどで観れますので未見の方は、「旅行シリーズ」などと一緒にぜひご覧になって下さい。日本映画の黄金期を生きてこられた瀬川監督のキャリアの中では、やっぱり異色の作品ですから。

 瀬川昌治監督、人生のクランクアップ、お疲れ様でした。
 あちらで、渥美さんやフランキーさんに、きっとお会いになってるんでしょうね。
 あっ、でも、奈美悦子さんは、まだまだそちらには行かれませんよ、きっと。


 というわけで、【CINEPO.com】では『トルコ行進曲 夢の城』のポスターや、貴重なスチール写真などを販売しております。興味のある方はぜひお買い求め下さい。
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