CINEPO.comスタッフ日記 > 成人映画について > 森田芳光監督に捧ぐ

森田芳光監督に捧ぐ

 皆さん、こんにちわ。丁稚の定吉です。

 森田芳光監督が逝去されました。
 享年61。
 多くの方が思われてるのと同じように、ぼくも若すぎると思わざるをえません。残念です。

 各報道機関の追悼記事を見てると、森田監督の代表作として『家族ゲーム』や『失楽園』を上げているのが多いですね。確かに『家族ゲーム』は大がいくつも付くぐらいの傑作でしたが、『失楽園』はどうなんでしょうね?
 ぼく個人としては、日活ロマンポルノ『(本)噂のストリッパー』を上げたいです。 ※注 (本)は〇の中に本の字で、「まるほん」と読みます

 偶然入ったストリップ劇場に出演していたストリッパーに一目惚れしてしまった青年のピュアな恋心と、彼を好きになったらいけないと自分の想いを殺すストリッパーの、なんとも甘酸っぱい青春ドラマが胸を打ちました。
 ただ、ラストシーンの余韻の無さが、当時はどうも気になったんですが、シュールな展開を得意とする森田作品ですので、あえて突き放したのかなと、無理に納得したのを鮮明に覚えています。
 でも、傑作でしたね。

(本)噂のストリッパー

 森田監督にはもう1作ロマンポルノ作品がありまして、こちらは軽快なコメディーです。
 笑いながらも、ドジをかましても頑張って頑張って成長していく主人公の女の子に、知らず知らずに感情移入していく佳作でした。

ピンクカット 太く愛して深く愛して

 どちらも、成人映画だからと毛嫌いせずに、ぜひ見ていただきたい作品ですね。

 なお、この両作品とも、【CINEPO.com】ではポスターを販売しております。興味のある方は、この機会にお買い求め下さい。

 あと、ぼく個人的に森田作品として印象に残っているのは、今は無き梅田ピカデリー劇場で見た『悲しい色やねん』ですね。
 ヤクザ社会を描いた作品なんですが、モロ展開がシュールで、ブラックジョークが満載。ただそのジョークがはまってたらいいんですが、どうも滑ってて…。見てて、この作品はきついなと感じてたら、受付のところで怒鳴り声が聞こえだしたんです。どうやらほんまもんのヤクザさんが、純粋なヤクザ映画だと思って見に来られたみたいで、「なんじゃこれ! こんなんヤクザ映画とちゃうやんけー! お前らヤクザの世界をバカにしとんのかい! おら、なめとったら承知せんぞ! 金、返せ! しばくぞ~!!」と、大騒ぎ。もう映画鑑賞ぶち壊しでした(笑)。これ、マジの話です。
 ほんまもんの方を怒らせちゃうなんて、森田監督がこの場にいらしたら、「へへ、大成功」とペロっと舌を出しておられたんじゃないですかね。ぼくにとって、森田監督というのはそういうイメージの方です。

 森田監督、たくさんの映画をありがとうございました。特に、ロマンポルノを2作も撮って下さったことには、心からお礼申し上げます。
 合掌。 

 
関連記事

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


お得な映画グッズ通販サイト【CINEPO.com】

プロフィール

最新記事

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード